NEC LAVIE Direct HZ(Hybrid ZERO)レビュー

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ここでは、世界最軽量モバイルノートNEC LAVIE Direct HZについてレビューしています。
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NEC LAVIE Direct HZレビュー/世界最軽量モバイルノートは驚くほど軽かった!

LAVIE Direct HZは13インチノートとしては世界最軽量を実現したモバイルノート。NECの技術を結集して仕上げられた超軽量ノートパソコンです。

LAVIE Direct HZレビュー

この度、NEC Direct様より、LAVIE HZをお借りすることができたので詳しくレビューしたいと思います(写真はWindows 8.1搭載モデルですが、最新モデルとはデザイン等、類似している部分が多いので参考になると思います)。

1)世界最軽量!

LAVIE HZ

LAVIE Direct HZの最大の特徴は、13.3インチ液晶を搭載したノートPCとしては世界最軽量を実現している点です。最小構成でなんと769gという軽さを実現しています。

LAVIE HZレビュー

最初持ったときには、あまりの軽さに衝撃を受けました。この大きさだったら 、これぐらいの重さだろうと体が覚えているのですが、今回はあまりに軽すぎたのですごい違和感を感じてしまいました。「これ本当に13インチノート?」と思ってしまいますね。

薄い

すごく軽いので片手でも軽々持てますし、ずっと持っていても全然苦にならないですね。ボディも16.9mmと薄く掴みやすいです。持ち運びしやすいです。

薄い

いやあ、本当に薄くて軽い・・・

スリム

横から見たところ。フラットなデザインになっているのがわかります。

スリム

液晶を開いたところ。液晶部分も本体部分もすごく薄いですね。本体部分なんて、端子と本体の幅がほぼ同じ。これ以上薄くするのは無理!という感じがします。

コンパクト

脇にかかえてみました。

薄い

持っていてもあまり重さを感じないですね。

雑誌と比べてみました。

薄いのでディパックにも入れやすい!

仕事用のカバンにもらくらく入れることができます。

これだけ薄くて軽いと、外に気軽に持ち出せると思います。

デスクトップの横に置いてサブマシンとして利用するのもあり。

設置面積を大きく取らないので扱いやすいと思います。

2)2つのモデルを用意

LAVIE HZには、非タッチパネルモデル2-in-1タッチパネルモデルの2つのモデルが用意されています。それぞれのスペックは次のとおり。

【LAVIE HZカスタマイズモデルのスペック比較】

モデル
非タッチパネルモデル
2in1 タッチパネルモデル
液晶
13.3インチ
最大解像度
2560×1440
2560×1440/
1920×1080
IGZO
グレア/ノングレア
ノングレア
グレア
タッチパネル
×
2-in-1
×
CPU
(2016年春モデル)
インテル Celeron 3855U
第6世代
Core i5-6200U
Core i7-6500U
第6世代
Core i5/6200U
Core i7-6500U
CPU
(2015年秋冬モデル)
第5世代
Core i5-5200U
Core i7-5500U
第5世代
Core i5-5200U
Core i7-5500U
メモリ
4/8GB
HDD
128GB/256GB/512GB SSD
光学ドライブ
-
グラフィックス
インテルHDグラフィックス
端子類
USB 3.0×2/HDMI
ワイヤレス
IEEE802.11 ac対応
外形寸法
319(W)×212(D)×16.9(H)mm
319(W)×217(D)×16.9(H)mm
最小構成重量
約779g
約926g
最長バッテリ駆動時間
約9時間
約11.6時間
カラーリング
ストームブラック
ストームブラック/
ムーンシルバー

CPU、メモリ、ストレージなどの基本構成は同じ。主な違いは、搭載している液晶パネル、重さ、バッテリ駆動時間、用意されているカラーリングです。

非タッチパネルモデルは、非光沢のノングレアパネルを搭載。解像度は2560×1440ドットのみを選択できます。

一方、タッチパネルモデルは、タッチパネルを搭載。タッチパネルを搭載すると重量が重くなるので、こちらは926gの重量になっており、非タッチパネルモデルに比べて147g重くなっています。

CPUには2016年春モデルでは第6世代インテルCore i5/7プロセッサ or celeronプロセッサ、2015年秋冬モデルでは第5世代Coreプロセッサを選択できます。メモリは4/8GBを選択可能。ストレージは高速アクセス可能なSSDを搭載しています。かなり基本性能は高いですね。薄さ・軽さを重視するあまり、パフォーマンス面が二の次というモデルもありますが、LAVIE HZではそうした心配をしなくても済みます。

あとモバイルノートとして位置づけられているのでバッテリ駆動時間が気になるところですが、非タッチパネルモデルで約9時間、タッチパネル搭載モデルで約11.6時間を確保。1日中外出していても、バッテリ残量を気にすること無く使用できるレベルです。

LAVIE HZ

右が非タッチパネルモデル、左がタッチパネルモデルです。

タッチパネルモデルは光沢のあるグレアパネルを採用しているので、斜めから見ると映り込みが発生しています。ただし、その分、発色はすごく鮮やかです。非タッチパネルモデルはほとんど映り込みが発生していません。

タッチパネルモデルは2-in-1タイプ。上の写真のようにスタンドスタイルで使用することが可能。

一方の非タッチパネルモデルは液晶部分を180度回転することが可能。

タッチパネルモデルの液晶を完全に倒すと、タブレットスタイルで使用することができます。

タッチパネルの方が若干ですが奥行きが長くなっています。

あと今回はどちらもブラックのカラーリングですが、タッチパネルモデルの場合は、ブラック以外にシルバーも選択できます。

スタンドスタイルは、新幹線や飛行機の座席の前の机に置いて、動画を見たり、タッチ操作でWebを閲覧したりするときに便利なスタイルです。

タブレットスタイルで使用したところ。

ホームボタンも用意されており、使い勝手はいいですね。液晶がすごく綺麗なのと解像度が高いので、使っていて楽しいです。あと側面部にボリューム調整ボタンが用意されているので、すぐに音量を調整できるのはグッドです。

むろん縦表示も可能。Webブラウザなど、縦に長いアプリケーションのときに便利です。

このスタイルにした場合、キーボードは自動的に無効になります。

非タッチパネルモデルとタッチパネルモデルの商品コンセプトは次のとおり。

【商品コンセプト】

特徴
非タッチパネルモデル
世界最軽量
常に持ち歩くヘビーモバイラーのために圧倒的な軽さを実現
超高解像度
スマホの高精細液晶に慣れたガジェッターが見ても納得する精細感を実現
ノングレア
外でも見やすいノングレア液晶を採用
必要十分なバッテリ駆動
約9時間の駆動時間を確保
ブラック筐体
ビジネスユーザーや先進的なユーザーを意識して、新しいブラックを採用
シンボリックターゲット
何よりも軽さを重視し、外出先でバリバリ作業を行いたいヘビーモバイラー
特徴
タッチパネル搭載モデル
直感的な操作
タッチニーズに対応
タッチUltrabook世界最軽量
タッチパネルは必要だが、軽さも妥協できないモバイラーのためにタッチパネル搭載13.3インチノ-としては世界最軽量を実現
超高解像度
スマホの高精細液晶に慣れたガジェッターが見ても納得する精細感を実現。フルHDも選択可能。
安心のバッテリ駆動
約11.6時間の駆動時間を確保。外出先でもバッテリ切れを気にする必要なし
選べるカラーバリエーション
ブラックに加えてシルバーも用意
シンボリックターゲット
直感的に使えるタッチ端末が欲しいけど、タブレットではなくパソコンとしてしっかり使いたい、欲張りなモバイルユーザー
高い基本性能

今回レビューしたLAVIE HZのスペックは、インテルCore i7-5500U、8GBメモリ、512GB SSD、インテルHDグラフィックスです。カスタマイズできる中で最もハイエンドの構成になっています。

WIN SCORE SHAREでWindowsエクスペリエンスインデックスの値をチェックしてみました。グラフィックスはチップセット内蔵タイプのため、相対的に低めですが、他の項目では高いスコアを記録しています。

CrystalDiskMark 3.0でストレージのパフォーマンスをチェック。SSDを搭載しているだけあって、こちらもスコアは高いですね。

実際操作していてストレスを感じるシーンはほとんどなかったです。Web閲覧/メール/SNS/ビジネスアプリ/動画再生といった、モバイルノートで一般的に行われるタスクであれば快適に処理できると思います。

ブラックとシルバーの2色を用意

今回お借りしたのはブラックのカラーリングのみですが、タッチパネルモデルではシルバーも選択できます。

ブラックは落ち着いた印象です。

天板に指紋や汚れはつきにくいですね。

各パーツをチェック

まずは液晶についてチェックします。

IGZOパネル

こちらはノングレアパネル。2560×1440ドットという圧倒的な解像度を実現しています。

ノングレア

非光沢パネルを搭載しているので、照明などの映り込みがほとんど発生しません。

液晶は精細感が高く、すごく綺麗!むろん文字のにじみもありません。

発色もすごく鮮やかなので映像も堪能できます。

タッチパネル

こちらはタッチパネル搭載モデル。光沢パネルを搭載しています。

グレア

ただし、映り込みが発生しやすいので、適宜液晶の角度を調整する必要があります。

光沢パネルのおかげで、色の深みが出ている感じ。

いずれのモデルでも最大解像度2560×1440ドットの高精細パネルを選べます。

なおLAVIE HZは13インチ液晶なので、そのままの状態で解像度を2560×1440ドットに設定すると、文字が小さすぎてみづらくなります。

そんなときは、解像度の設定画面の下に表示される「テキストやその他の項目の大きさの変更」リンクをクリックし、

「すべての項目のサイズを変更する」の下にあるスライダを調整することで、適度な大きさで表示することが可能です。

タッチ操作

タッチパネルモデルの場合は、指による直感的な操作が可能。タッチによる操作感も良く、きびきび反応してくれます。

キーボード

キーボードは、キーが独立したセパレートタイプを採用。コンパクトノートでありながら、キーピッチは18mmを確保。デスクトップのキーボードのキーピッチが約19mmですから、約1mm狭いだけです。なので、それほど窮屈さは感じません。

キーストロークも結構深めなのですごく打ちやすいです。

キー

FNキーとCtrlキーの位置が一般的なノートの逆になっているので、慣れるまでは使いづらいかもしれません。

キー

頻繁に利用するEnterキーが大きめなのはうれしいですね。

キー

キーの表面はつるつるしているのでちょっと滑りやすいかも。個人的には、もうちょっとざらざらしているほうが使いやすかったですね。

13.3インチモバイルノートでありながら、キー入力はしやすいです。 キーボード中央を強く押すとちょっとたわみますがそれほど気にならないレベルです。

タッチパッド

タッチパッドは、クリックボタンが一体となったタイプを採用。

タッチパッドの反応はいいですね。

クリックボタン部分も結構深めに押すことができ、反応も良好です。

このキーボード・タッチパッド・クリックボタンであればかなりストレスフリーで作業できると思います。

パームレストも触った感触はさらさらしており、長時間入力操作していても快適だと思います。

キーボードの左側にはステータスランプが配置されています。

側面部とまたがる形で配置されているので、見やすいですね。

前面部を横からみると、真ん中がちょっとへこんだ、不思議な形状になっています。これは、液晶を開くときに手が引っかかりやすいようにするためのデザインだということです。細かいところまで気を配っているんですね。

右側面部

右側面部。上が非タッチパネルモデル、下がタッチパネルモデルです。搭載している端子はいずれも同じ。HDMI端子、USB3.0×2、SDメモリカードスロット、ヘッドフォン/マイク共有端子が配置されています。

端子類

左側面部。

端子類

非タッチパネルモデルには、電源コネクタ、ステータスライト、電源ボタンが配置されていますが、タッチパネルモデルには、これらの端子に加えて、ボリューム調整ボタンが配置されています。ボリューム調整ボタンがあるおかげで、タブレットスタイルにしたときに、すぐに音声を調整することができます。

電源コネクタ

薄さを追求するため、電源コネクタは平べったい形状をしています。

接続

電源ケーブルを接続するとこんな感じ。

LAVIE HZではUSB端子は3.0が2つ。いずれも右側面部のみに配置されています。映像出力端子はHDMIのみ。

薄さ/軽さを追求するため、必要最小限の端子を搭載している感じです。

有線LAN用端子は用意されていません。したがって、無線が使えなくて有線でネットに接続する必要がある場合には、オプションで用意されている、USB/LAN変換ケーブルを利用する必要があります。

こんな感じで接続します。

またVGAケーブルを接続する必要がある場合には、オプションのHDMI/VGA変換ケーブルを利用する必要があります。

底面部。バッテリは内蔵タイプなので交換することはできません。また筐体内部に簡単にアクセスできるような構造にはなっていません。

ACアダプタはコンパクトなつくり。

手の平に収まる大きさです。

重さは214gしかありません。1時間で約80%まで充電できる急速充電に対応しています。

NEC LaVie HZのまとめ

以上、NEC LAVIE HZについて詳しくレビューしました。まとめると次のとおり。

世界最軽量の圧倒的な軽さを実現

持ってみると、とてもノートPCとは思えない軽さ。これなら気軽に外に持ち運べます。

非タッチパネル/タッチパネル搭載モデルを選択可能

軽さを追求するなら非タッチパネルモデル、タッチ操作をしたい/タブレットスタイルで使用したいのならタッチパネル搭載モデルというように選択肢が用意されています。

高精細パネルを選択可能

最大解像度は2560×1440ドットのパネルを選択可能なので圧倒的な高精細性を実現できます。画像や映像を綺麗に楽しみたい人にお勧めです。

高性能を発揮

第5世代Coreプロセッサ、4/8GBメモリ、SSDを選択でき、高いパフォーマンスを発揮できます。

長時間のバッテリ駆動が可能

一日中外出する場合でも、バッテリ切れを心配することなく、バリバリ作業できます。

このように、LAVIE HZは、いつも持ち歩けるパワフルな軽量薄型ノートを探している方にオススメです。

自分好みにカスタマイズしたい方は NEC Directへ